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落下の解剖学のgenのネタバレレビュー・内容・結末

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

どんでん返しも見たかったと思いつつ、どんでん返しがあったら心がもたなかった。
アリバイとか裁判の弁論が見応えあったしハッピーエンド?で満足感あったけど、
それだけだとなんとなく味気ないストーリーに思えるし、供述とかアリバイの回収もところどころはっきりとしてなかったから、
ストーリー上はハッピーエンド?だけど、本当の本当はやっちゃってて、作り手もあえてそういう見え方にしているのかとも思い、ふぅむ…という感じだった。勘繰りすぎかもだけど。

夫婦同士の不満が一時にバーンと破裂するのも、そういう時って本当はそこまで思ってない事も曲解して大袈裟に言ってしまいがちなのも、その切り取り方でどっちが正しいかどっちが誤ってるかも変わってくるのも
自分が子どもの頃によく親がやり合ってたいざこざを見てきたから分かるし、それが分かるようになったのも自分が大人になったからだなと思うので、
「ダニエルの歳だったらまだ分からなくてどう答えを出せばいいか分からなくなるよな」と思った。結局どっちも正しいしどっちも誤ってるもんだけど…。
そんな中で結論を出したダニエルよくやったという感じ。


ほかにも
・犬が賢い犬飼いたい(経済的に厳しいなら犬飼わない方がいいやん)
・フランスの裁判ってちょっと皮肉言って傍聴席が笑うみたいなちょいラフな感じなんだな
・3時間弱だけどしっかり見れたな
などなど思った。
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