たか

落下の解剖学のたかのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
4.2
トリンテリックスとアリピプラゾールによる眠気と倦怠感で正味5回は意識が飛んだ。

ミステリー映画では無いよなこれは。人物の視点によって証言の真実味が巡るめく変わる。構成が素晴らしく、ミスリードの挿入もどんよりした雰囲気であったためか尚気分が悪い。それはトッド・フィールドのTARのように感じた。

裁判の証言者のメンタリティも如実に描かれている。それが肉親ならなおのことである。実際はそうでもないが、結論が自分の弁に問われたときのメリデメは何?あんなに酷な。

事実に基づく証言、同情に訴えかけられる証言、それに異を唱えるもの、ぐちゃぐちゃ。

いかにもな母性を感じられず、人の不気味さにシーンが気色悪く感じる。

暗い雪山の曲がりくねった道を行く車はどう考えても、
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