テレッテ

落下の解剖学のテレッテのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
2.9
“真実は何か”ではなく”何を真実とするか”

誰も彼も断片的な事実を都合のいい想像で繋ぎ合わせて自分の信じる真実にしようとする

そもそもこの裁判は有罪でも無罪でも何もならないというのに他人様の家庭事情を白日のもとに晒して、ベストセラー作家だからという理由でみんなの暇つぶしに利用されてるようにも感じた

解剖学とはよく言ったもので、あまり知られたくない夫婦関係や個人の想いなどつまびらかに明らかにされていく

決着はついているのに白黒ついていないかのようなこの気持ちは法廷モノでは新しい
テレッテ

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