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落下の解剖学のtychのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
4.0
ロードショーで鑑賞 ANATOMIE D'UNE CHUTE ジュスティーヌ・トリエ監督作品 152分。雪深い山荘で男が転落死した。発見者は視覚障害のある息子、事件性も疑われ妻で作家のサンドラ(ザンドラ・ヒュラー)に容疑がかかるが、、。決定的な証拠が無いまま舞台は法廷へと進み、夫婦喧嘩や嘘などの「隠れた状況」から検事(アントワーヌ・レナル)がサンドラを罪人にしようとしてくる。イメージ操作で有罪に導こうとするこの検事の尋問はA・レナルの好演もあり怖かった。一連の法廷のやりとりは、SNS全盛の今の世の縮図のようにも思われた。
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