フィンランド・ヘルシンキで静かに暮らす男女の物語。
質素な生活を送るアンサ、
酒とタバコを手放せないものの真面目に工事現場で
働くホラッパ。
二人はふとしたところで出会い、惹かれ合う。
それぞれ失業や不慮の事故など、
決して順風満帆とは言えない日々が続く。
本当の幸せ、希望はどこにあるのか。
カウリスマキ監督が描くむくもりが映画全体に広がっていた。
苦しい生活の中でも中年男女が喜びを見出していく。
劇中に登場したポップデュオ「マウステテュトット」の
演奏も素晴らしかった。
ほっこりする素晴らしいラブストーリーだった。