セリフに込められたメタファーとか、セリフなしで「察して」みたいなシーンが多く、わかりにくかった。実験的な作りであるところに価値があるのかもしれないが、せっかくストーリー的な着眼点が素晴らしいのだから、もっと間口を広げた、より広く多くの人に受け入れられやすい作り方にしてもよかったのではないか。あくまでこのやり方ならせめて短編にするとか。この長尺でこの作り方だと、視聴者の想像力を酷使させすぎ、疲れさせてしまう。
それなりの回数、映画館に通ってるが、こんなに何度もウトウトしたことはなかった。見ながら、途中で帰る自分を想像した点でも珍しいケース。
冒頭、のっけから何も映らない画面にところどころ鳥のさえずりなどが聞こえてくるあれは、2分くらい続いたろうか?