関心領域、この題名はこの映画を表しているのではなく観客に直接問いかけている
初めて映画に負けた気がした。
全編にわたって抑揚が全くなく、物語がちょっと始まってきたのかなボーッとみていたら突然エンドロールが流れて顎が外れた。105分と本編がそこまで長くないから短く感じたということもあると思うが、ラストシーンに起伏がないとここまで印象が変わるんだなと新たな気づき。前情報全く無しでみたのでしっかり復習して出直したい。
この映画には物語なんてものはなかった、誰かにフォーカスした構成ではなく常に家族を監視している感覚に近い。個人的には固定カメラが初期のバイオハザードのカメラアングルを思い出させる。
たまに流れるヴぉンヴぉンという低音、音であんなに人って不快になれるんだな。