なかなか感想がまとまらないけど、作品を観たあとに、神戸のバンド・アルカラの『半径30cmの中を知らない』をなぜか一番に思い出した。
あの曲で歌ってるのは、手が届く小さな範囲をしっかり守っていこうみたいな意味やけど、逆を返せば、人間それ以上の範囲を守る、興味を持つことには限界があるってこと。
実際いまガザで爆撃があってもわいらは何にもできないし。
人である以上の難しさ、虚しさを痛感した。
見せ方の部分では、音が本当に素晴らしかった。
あと、さりげなくえぐいことするセリフとか演技にも注目。
あらゆる角度やめちゃくちゃ小さな隙間からナチスの黒歴史を表出してたな。
特に主人公がある作品を任命されて、やる気に満ち溢れながら階段を降りるシーンはすごかったな。
未来のないはずの画面の中の彼が、それでも任務に向けて歩き続ける表現はなかなかにくかったし、いい意味で意地悪だったなぁと。
あと、ナチス、アウシュヴィッツの概要についても軽くおさらいしてからのほうがより興味深く観れるかもね。
