画面に映るのは幸せそうに暮らす家族の姿…なのになんでこんなにもおぞましさを感じるのだろう…。
BGMというか聞こえてくる音がとにかく不快感極まりない、あの曲(？)は多くの魂の悲痛な叫びを表現しているように思えた。
幸せな家族ごっこを断ち切るかのように差し込まれる悪魔がゲップかタメ息でもしたかのようなあの不快な低音が耳にこびりついている…。
日常を過ごす裕福な家族の姿を見ながら昼下がりの学校や公園が近くにある住宅街の喧騒のような音が聞こえていて、時折鳴り響く銃声と悲鳴であの施設の中で行われている地獄のような光景を考えてしまう…。
普段普通に暮らしているアパートの隣の部屋で殺人事件があったと後で知らされてゾッとするような怖い話の世界規模での最大級の感じがした…ホラー小説みたいにするとなるとちょっと匂わせしつつ隣の施設についてラストで明かすようなものになるんだろうか…。
これは過去の出来事だとどこか物語を見ている他人事のような感覚になっていたところに突然これは終わった出来事なんかじゃないんだぞと突きつけられたようでまたゾッとした。
