ゆうだい

関心領域のゆうだいのレビュー・感想・評価

関心領域(2023年製作の映画)
3.7
一旦皆さんのレビューは見ずに・・・

実際こういう家族が存在していて、
またここ以外にもいたのだろうと思う。

関心領域とは巧いタイトル。
まさに見ている間、油断していると銃声や叫び声に耳が行かなくなった。
たまに入れてくるところもあり、
どちらの意図にせよ効果的な音の使い方。

謎も多く、少ししか理解できなかった。

A24らしい映画だなぁと思った。
観客に問いかけるというよりは丸投げか。
いずれにしてもこういう映画に関心が持てるのかという問いかけはありそうで、
議論している時点ですでに土俵に乗せられているのかも。

でも難しいよなあ。
一方的に悪いことと決めつけるのは、
すでにナチスの思想が悪いものと刷り込まれているからであって、
でも当時そこにいた人たちにはそれが正しいことであったわけで、
何が良くて何が悪いことなのかは時代や空気、ルールや尺度、状況によって変わるものだし、たぶんずっと考えていかなきゃいけないことのように思う。
自分もあの立場だったら、何もできないんだろう。
感じることすらできないかも。

とにかく難しかった。
考えさせられるという意味ではとてもいい題材の映画だった。


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皆さんのレビューを読ませていただき…

非難するわけでは全くないのを断ります。
日常を切り取ったが故に「退屈だった」という意見が多かった。
まさに無関心だなと…
そう思ってはいけないという圧力をこの映画から感じるところはまた妙だなぁと思うのです。
それが嫌という気持ちもわかるけどね。
あまりの無関心さは現代人的かもね。


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ゆうとと吉祥寺で2本みた。
一本目がデデデデで、2本目が本作。
1日2本劇場で見るのは初めてで結構疲れた。
ゆうだい

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