東京国際映画祭にて。
1970年代後半スペイン、中絶の権利を求める女性たちを描いたドラマ。
11人の女性が中絶罪で投獄された出来事が実際にあったらしい。
中絶罪での投獄に反対し、中絶権利を求めるグループの若者を通して、抑圧されてきた女性たちと体制側との衝突、貧困や格差から、わりと理不尽で悲劇的な話になるが、信念を持ち続け、時に十代ならではのキャピついた感じも出しつつ、緊張の中に生き生きと力強い情熱を描いた映画だとたと思う。
社会に対する怒りだけでなく、親子の関係や十代の友情と青春も盛り込んだ良い映画だった。
主人公のおとうちゃんを演じたあの人、何の映画で観たんだっけ?と思ったら「プラットフォーム」のイヴァン・マサゲだ!