のりお

ゆとりですがなにか インターナショナルののりおのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっと見たかった作品。
テレビドラマでちゃんと見たのはこれと香取慎吾の最遊記くらい。
はっきり言ってめちゃくちゃ面白かった

あらすじを見た時から
「あ、時代の流れに押し負けたんだ」と思ったけどそんなことはなかった。
要素が詰め込みすぎとの意見があったけどそんなことはなくすごく綺麗にまとめてあった。
構成が上手い。
自分は上手く乗れた。

気になったのはワンカットの尺の長さ。
テレビシリーズだとテンぽ良く次週が気になる作りになってたのが今作だとワンカットが長い。
これはどういう意図なのかと考えたけど一定の尺の長さを超えると「長いな、どういう意図なのか」と考えさせ、カメラを通してではなくその場で見ている感覚になるよう注視するような作りなのかと。

あとこれはテレビシリーズも一緒だけど演技が少しオーバー気味にしてある。
人に伝えるものを作るときにリアルな演技をするよりも少しオーバーな演技をする方が伝わる。
「リアルよりもリアリティ」
自分の好きな今敏の名言をドラマでもやってるのはこのシリーズくらいだと思う

あとラストの故人に対してみんなが報告をするシーンはどれだけ時代が変わろうとも故人(👪)を思う日本人の心みたいなものが見えてよかった。


本当に今まで見たことのない映画を見ました。
スタッフの不当な利益の搾取をした以外の人に感謝します。

なんか小津作品や寅さんシリーズの域に入ったんだと思いました


次回作本当にお願いします!
のりお

のりお