マムラカットの友達の三つ編みとか、野菜の着ぐるみとか、海風の強さとか、車ごと運んでくれる船とか、惹かれるものがたくさんでてきた。ちゃんと楽しくて、ちゃんと悲しくて、ドタバタのボリュームをしぼったクストリッツァみたいだと思った。誰の子を妊娠してるか分からないマムラカットを邪悪で汚らわしい存在として揶揄する描写はひたすら辛いものがあった。最後まで展開読めなくてどうなるんだ〜!?と思ってたらしっかりめに度肝抜いてくれた。あんなラスト観せてくれてありがとう。ナスレディンが町中のやつらの嫌がらせからマムラカットを守るためにとった最後の手段、涙がでた。兄の強い眼差し、愛しかない。でもやっぱり悲しい。