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ルナ・パパ 4Kレストア版のきのレビュー・感想・評価

ルナ・パパ 4Kレストア版(1999年製作の映画)
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マムラカットが、みごもったこどもの父親探しをする物語を、おなかにいる子どもが語っていく、ゆえに胎児の感じるクレイジーなリズム(+女優になりたいマムラカットがおそらく踊りや歌が大好きだった亡き母のおなかのなかで聞いていたリズムでもある)的なものがあって、なんだかおかしくもそのリズムに乗れてしまう。「HappyBirthday!」の赤い文字、祝福!偏狭さ、暴力、内戦、直面する不条理、マジックリアリズム的、でもなんでこんなに生があふれてるんだろう!どう考えても悲劇的、なのにマムラカットの異常なエネルギーの爆発、底抜けに明るくて楽しくなってしまう。正直、血のつながりの上での父親をぞんざいにあつかってくれてほんとうによかった、その代わりアリクを殺さないで😭
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