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ルナ・パパ 4Kレストア版のntmのレビュー・感想・評価

ルナ・パパ 4Kレストア版(1999年製作の映画)
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まず兄の登場で「少年、機関車に乗る」に続いて発達障害の兄妹って設定、監督もそういう環境で育ったんだろうか、と思う。オープニングの画と音楽、異国情緒感じて高まる。
基本的に荒っぽいのが苦手なのであんまり落ち着いた気持ちでみれなかった。ドドドドーっと話は進んでいくけど展開は全然救ってくれないし気持ち追いつかないままラスト奇想天外すぎてええええってなって終わった。前二作とはかなり違う印象。すごい重い展開を独特な軽妙さと怒涛の勢いで駆け抜けた。もう一回みたいような…。中毒性あるかも。ヒロインかわいいし。荒っぽいのは苦手だけど。
病院のシーンと砂に埋もれたシーンのキービジュアルはこういうことだったのねとフッと笑っちゃうし父と兄が兵士に扮装するとこはさすがにうけてしまった。
エンドロールでkenzo horikoshiという名を見つけて、こんな異国の映画に日本人が関わってる!羨ましい!しかもco producer!どんな人?と思ったらユーロスペース創設者で日本のミニシアター文化を牽引したすごいお方だった。ルナパパをみて堀越謙三を知る。ユーロスペース行ってみたい。
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