Monsieurおむすび

Winter boyのMonsieurおむすびのレビュー・感想・評価

Winter boy(2022年製作の映画)
3.5
父親の急逝にひび割れた魂。
家族と新たな出逢いを漂流し、危うさと脆さを納めていく17歳リュカの心象が溶け込むパリの街並み。
監督の半自伝らしい抒情的な青春のポートレートを主演のポール・キルシュが繊細に表現。おまけに大胆なベッドシーンも艶やかにみせてなんとも大物感が漂う。
と、思ったらイレーヌ・ジャコブの息子さんだとか。
「トリコロール」繋がりか?母親役のジュリエット・ビノシュに、兄役はバンサン・ラコントと芸達者で隙のない座組。
ただ、父親を軸にした家族の話を想像していたのでそこは物足りなく感じた。
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