たーぼー

ドラキュラ/デメテル号最期の航海のたーぼーのレビュー・感想・評価

4.3
やっと来ました
ブラム・ストーカー吸血鬼ドラキュラの映画やドラマでは省かれる
第7章ドラキュラ伯爵がルーマニアからロンドンにジョナサンハーカーの恋人許嫁のミナを見初めて自分の妻にする為に渡航する為デメテル号に故郷ルーマニアの土を入れた木箱と(これが無いと朝昼眠る事が出来ない)
自分を入れた木箱を運ばせ
その間の食料として船員を1人ずつ夜に襲う(「・ω・)「 ガオー
原作では短い航海日誌にしか書かれてないのでどういう事が起きたのかを読者に想像させる為に書かれた言わば中継点

逆にそれが1番怖いのではと思う
( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ンやはりホラーの原点はゴシックホラーや古典ホラーなんでしよ
確かにスプラッターやスラッシャーも面白いけど根っこは
シャーリー・ジャクソンの山荘奇談(たたりやホーンティングの原作)
メアリー・シェリーのフランケンシュタインの怪物
ブラム・ストーカー吸血鬼ドラキュラやガストン・ルルーのオペラ座の怪人スティーブンソンのジギルとハイドやH・G・ウェルズの
宇宙戦争や透明人間
ジョン・キャンベルの影が行く(遊星からの物体X遊星よりの物体X並びにファーストコンタクト)
ジョン・ウィンダムの呪われた村(光る眼)
ジャック・フィニイの盗まれた街(ボディースナッチャーシリーズ)
ラブクラフトのクトゥルフ神話とか

アンブリン・エンターテインメントが配給してるとあって過激さではなく静かな恐怖
デメテル号=エイリアンのノストロモ号とゼノモーフとクルーと同じ立場(このシリーズも2以外は静かなる恐怖)

話をあまり広げすぎずこじんまりとして面白かったしラスト近くはのシーンはうっすら涙が(இдஇ; )
そして伯爵をコウモリ◥(ฅº₩ºฅ)◤の形態のままにして出したのも今までのドラキュラではあまり見られなかった(他のヴァンパイア映画だとちょこちょこ御出演なさってるでしがね(*´・д`)-д-)))ウンウンフロム・ダスク・ティル・ドーンがいい例)

主人公のクレメンスが黒人と言いう事でケンブリッジ大学で黒人初の医師を出したが結果的に人種差別と言う問題も提起してる所も原作には無いオリジナルティーがあって良かった

この後の話も是非映画にして欲しいクレメンスと伯爵そしてジョナサンやミナやヴァンヘルシングがどうやって絡んでいくのかとか
https://ja.m.wikisource.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A9/%E7%AC%AC7%E7%AB%A0
ブラム・ストーカー吸血鬼ドラキュラ第7章wiki