ダーク魔カスコス

ドラキュラ/デメテル号最期の航海のダーク魔カスコスのレビュー・感想・評価

3.5
ドラキュラ デメテル号最期の航海
〜直球のゴシックホラー〜

ドラキュラの生みの親、ブラム・ストーカー。(※ストーカーではありません)彼の作品「吸血鬼ドラキュラ」の第7章「デメテル号船長の航海日誌」の映画化です。そう、おふざけなしのガチドラキュラです。

ドラキュラってのは個人名で、ヴァンパイアってのは種族名。私は原作を知りませんが、正統派ドラキュラ感はよく出ていました😃

この調子で全章映画化しておくれ!


〈モンパニ指数〉
カテゴリー B級
話の面白さ ★★★☆☆
おそろしさ ★★★☆☆
モンスター ★★★★☆
CG・特撮 ★★★★★
美女美少女 ★★★☆☆
キャラクタ ★★★☆☆
エロ    ★☆☆☆☆
グロ    ★★★☆☆
ツッコミ所 ★★☆☆☆
おっさん臭 ★★★★★★


🎬どうしたアンドレ!?
トロールハンター、ジェーンドウの解剖、スケアリーストーリーズといった、一捻りあるホラー映画を撮ったアンドレ・ウーヴレダル監督の作品です。

じゃあ本作もちょっと変わったヴァンパイアものかなと思うじゃないですか。そんなことないドストレートなヴァンパイア映画です。よく言えば王道、悪く言えばなんの捻りもないモンスターパニックです。

展開がエイリアンっぽくて、あんまりホラーを観ない人には新鮮で面白いでしょう。私には普通。一人ずつ消えていくだけで、けっこう単調に思えます。


🎬クォリティは高い
お話は平凡ですが、それ以外のクォリティは高いです。さすがアンドレ!

19世紀後半の船旅の雰囲気はバチクソ出てるし、人というより完全にバケモノなドラキュラは不気味かつかっこいいです。

もう少しキャラに特徴とユーモアがあれば良かったな。


🎬カルキ臭い
取り上げて言うほどポリコレ臭は臭ってこないですが、若干漂っていました。カルキ臭程度かな。

主人公は黒人医師です。特にポリコレを感じるような押し付けがましい主張はありませんでしたが、主人公の設定が物語に生きているとも思えませんでした。おしい。

この時代ならボロクソに差別されるんだろうなあと思っていたら、船員たちは割とまともです。荒くれ者じゃないのかよ。

主人公はぽっと出の新参者なのになかなか主張が激しいから、それだけでも酷い目に遭いそうですけどね。

、、あと、ポリコレ糞女?って言うほどでもないかな。見た目は可愛いけど、中身は全然可愛くないです。銃を手に取り大暴れ。主人公の活躍を奪うことで、主人公の魅力を相対的に下げます。

ヒロインならサポートキャラに徹して、主人公の魅力を引き出せ!それがいやならアンダーワールドでも作ってろ!


🎬ゴシックホラー
ゴシックホラーは19世紀を舞台とするものが多い。

ゴシック建築は12世紀から15世紀。

はて?🤔誰か3行で説明して!


⚠️コメント欄はネタバレです⚠️