このむずかゆいような気持ちをなんて表現したらよいか分からない。
とりあえず前半はひたすらイライラしたしムカついたし、
でも中盤はかゆくて居た堪れなかったりもして、
なのに後半はほろりと、あったかくさせてくれる。
気持ちの変遷がすごかったのに、自分の語彙力の無さが悔しい。
正直ね、若干消化不良だった部分もあるような気がするんだけど、
“ 存在確認のハグ”が全てを上書きしたよね。
世の中、不器用とすれ違いで溢れ過ぎてるから、彼らのようにとりあえずみんなハグするのはなんだかとても最高なことなんじゃないかと思えて、これが世界を救える唯一の方法なんじゃないか、とすら思えた。
飛躍し過ぎかもね、でもそれだけ揺り動かされたよ。
そして、佐藤浩市さんは、メガネをかけたらお父様によく似ておられるね。
彼がいるだけでお話が引き締まる。
子どもたちが3人でわちゃわちゃしてるのを、見守る時の表情がとてもとても優しくて良かった。
消えない男、抜群に良いタイトルだと思います、監督。諦めないでね、負けないでね。