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オズワルド ザ・ラッキー・ラビットのRのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

2022年のアメリカの作品。

監督は「ポカホンタス」のエリック・ゴールドバーグ。

あらすじ

映画館にやってきたオズワルド。そこで上映されているオルテンシアの相手役が自分であることに気づく。なんとかスクリーンに戻ろうとするオズワルドだったが…。

ディズニープラスにて。

今までも時々観てきたヴィンテージ・ディズニーの短編…ではなく、なんと2022年、昨年新たに製作されたクラシック「風の」新作短編となっている。

で、今作の主人公はタイトル通り、オズワルド。オズワルドといえば、ディズニー初心者の俺の印象からするとミッキーのなりそこないみたいなウサギのキャラクターって感じだと思っていたんだけど、調べるとどうやら逆にミッキーよりも先にこのオズワルドというキャラクターができていたらしく、ただその所有権を巡り、ユニバーサル・ピクチャーズに権利関係を譲渡する形でとなり、その代わりに生み出されたのがご存知ミッキーマウスその人ということらしい、へー。

で、この度、約80年後の2006年にユニバーサルから権利を返還され、めでたくそれから数十年後に改めて作られた短編が本作ということらしい。色々と苦労してるんだなぁ。

で、本作わずか2分たらずということでお話も何もあらすじ以上のことはないんだけど、今作だけの特徴なのかもしれないがカートゥーン表現がめちゃくちゃ強調されている映画にやってきたオズワルドが実はスクリーンのキャラだったとわかって元のスクリーンに帰ろうとすると、効果音ならぬ視覚表現で出てきた「!」マークを大砲にしたり、自らの首がコロンと転がったり、元の場所に戻る最終手段として、トレードマークの耳をハサミにしてジョキジョキとスクリーンを切り裂いて元に戻る。

で、もとに戻った後は「フェリックス・ザ ・キャット」にしか見えないヒロイン、オルテンシア(どうやらこのキャラクター、フェリックスの作者にパクリだ!と訴えられたという曰く付きのキャラクター笑)とチューして終わりでめでたしめでたしという時間としては短いながら流石ディズニー、ちゃんと起承転結、キレイに終わっていた。

今からミッキーファミリーの仲間入りするには遅すぎるかもしれないけど、個人的には結構好きなキャラクターなので今後も短編でもいいからまたその存在感を発揮してほしい。
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