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タイタニックのmayのレビュー・感想・評価

タイタニック(1997年製作の映画)
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一番心がキュッとしたのは、マードックが勝手な行動をする乗客二人を拳銃で撃って、その後責任をとって自らの頭を撃ち抜くシーン
乗客を撃ってから自殺するまでのたった数秒間で絶望から諦念、覚悟へ変わっていく表情がよかった 役者さん本当にすごい

(でもこの部分はフィクションらしい)

金ローで前・後半に分けて観たことも大きいかもしれないけど、ラブストーリーよりも紳士道、殉職の残酷さと美しさに感動した

映画の中では責任やプライドを貫いて死を選ぶこと、弱いものを優先できる強さが美徳とされていたけど(もちろん素敵なことだと思う)、それらを捨てて自分の命を守るというのも、覚悟を決めた一つの選択だと思う
ボートの上で凍え死ぬ人々を茫然と眺めていた一等階級の人たちも、きっとその光景を忘れないだろうし、船の社長?も早々にボートに乗り込んだことを後々何度も後悔したと思う
それを背負って生きていくと決めた人々も、死んでいった人々同様にかっこいい
んー哲学
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