seiitaishogun

タイタニックのseiitaishogunのネタバレレビュー・内容・結末

タイタニック(1997年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

かなり久しぶりに見た。
記憶を消してもう一度見たい作品リスト筆頭。
若き日のディカプリオの尊さ。

子供の頃見た時は最後に死んだジャックの手を離して海に沈める(ように見えてた)のが理解できなかったけど、改めて見るとあれはああするしかなかったし手を離した後は沈むしかないな…という事が分かったので長年のモヤが晴れた。
死際のセリフが「この船のチケットが取れたのは人生で1番のラッキーだった、君に会えたから」って言うのなんなの?精神力鋼?良い男が過ぎる…頼む戸板に乗ってくれ…。
辛い。辛過ぎて身がもたないので金曜ロードショーで前後編に分けてちょっとずつ消化するくらいがちょうど良かったかもしれない(辛い)。
精神が清廉なイケメンが最終的に死ぬ系のヤツに弱い…。

ベッドに横たわるローズが夢の中でタイタニックに戻りジャックとキスするラストシーン、周りで拍手してる船内の人は全員死んだ人達。時計は沈没時刻の2:20のまま。悲しくて美しいラストカット。
ローズが眠っているのか死んでいるのか論争は、見た人に委ねられているのでどう解釈しても良いと思うけど、昔見た時は死んだと思ったけど、今見たら眠ってるように見えて、その時々で捉え方が変わる映画だなと思った。My Heart Will Go Onの歌詞的に言うと夢っぽい気もするけど、どっちにしても良いラストだな…。
名作は久しぶりに見ても名作でした。


------以下駄文-----
・レオナルド・ディカプリオが当時アカデミー賞主演男優賞にノミネートすらされなかったのが意外過ぎる。
・当時はタイタニックと大量の乗客CGが最先端で本物にしか見えないと話題なっていたが、今見ると技術に時代を感じる。特に引きの絵のライティングと人物はCG臭さがある。進歩が早い分野だけに目が肥えてしまってアラが見えるようになったのは良いのか悪いのか。純粋に楽しみにくくなってる気はする。
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