コマミー

タイタニックのコマミーのレビュー・感想・評価

タイタニック(1997年製作の映画)
4.1
【遠い記憶を辿って…】

※「平成映画ランキング」を参考に、平成の映画を振り返る旅。2作目。↓

さぁ、平成も残すところ僅かとなりましたね。考えてみれば、平成に公開された洋画や邦画は、やはり[映像も描き方]も大幅に変化したと思います。令和に変わっても、同じくどんどん進化していくと思いますが、それぞれの時代背景に合わせて、構成を変化させた映画を観たとき、とても感動した事でしょう。
それを証明させた作品が、本作でしょう。

一人の老婆の、海の中に沈んだ"遠い記憶"を辿って、物語が進んでいく本作だが、こんなに[ロマンチック]で、[高い映像技術]が似合う作品はないだろう。
本作のために自ら[タイタニック号]の海底探索を始め、より精密で、高度な知識を用いて作られたため、観客の興味をそそる内容につなげる事が出来たのだ。

そして当時ではきれいすぎるほど潤ってる映像だが、[3Dめがねがない時代]に充分すぎるほどに[きれいな]映像だ。
本作よりも前に、[「アビス」]という作品が製作されたが、[海底の研究]に注いできた監督がその世界をより精密に見せるために、様々な[最新技術]を用いた作品だ。「タイタニック」にもそれを用い、
 
 船の雄大さ×海底の澄んだ青×ラヴストーリー

という壮大な[映像技術の傑作]を造り上げたのだ。

いかがでしたか?本当は、「マトリックス」なんかも紹介したかったのですが、上位の2作のみにしました。映画の位置づけを[180゚変えた時代]……それがこの約19年だったのです。今公開されている「アベンジャーズ」でもそう……。

「暗い時代でも明るく生きてほしい。」

映画を作った数多の人々の[願い]を叶えた、そんな時代なのではないでしょうか。

だからこれからも、"進化"を見守っていきましょう……。
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