Ninico

ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)のNinicoのレビュー・感想・評価

3.8
シネスイッチ銀座でレディースデー950円!やったー!と思って初日に観に行ったら、映画の後にスタッフが出てきて、何かしらと思ったらまさかの『監督ご本人』フランスからのお出ましでトークショーが始まった。びっくり!幸運だった。
生前のゴダール本人が、このドキュメンタリー映画制作の許可を出していたこと、映画が完成し封切り直後に亡くなってしまったこと(そして一度も本人に観てもらうことができなかったこと)
作中でレオス・カラックスにもインタビューをする予定で叶わなかったとのエピソードなど貴重すぎるお話が沢山聞けた。

ゴダールは私が初めて衝撃を受けた映画監督で、60年代の作品はVHSで90年代に観漁った。どのシーンも強烈に覚えてる。映画のワンシーンを観れば自分の青春時代を思い出すよ。神だったよね。

このドキュメンタリーは、ゴダールが生涯でどのような映画づくりをしてきたかがわかるようになってるけど、
映画論的なものではなく、ゴダールがどういう人か、どういう人生だったかにフォーカスを当てているので、巨匠の人柄が感じられて面白いよ。
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