話のまとめ方が美しすぎる。
随所に登場人物の温もりがあって、観てて本当に心地よかった。
号泣ではなく、自然と涙が込み上げてくる感覚は久々だった。
主人公の性格は調子良すぎにも思えるが、部外者視点でヒールもやりつつ成長し、話の根幹には丁度関われない立ち位置はうまいこと用意したなと思う。
自分はウイスキーどころか酒は全く飲めなくて知識がないから、主人公同様部外者視点で「これ実話を元にしてるのかな?」って思うくらいには世界観に入り込めた。
一つの文化にフォーカスした作品はやっぱり面白いね。
気になってたのに近所の劇場で上映してなかったから危うく観逃す所だった。
シンプルに「良い話を観れて良かった」と満足できる映画でした。