sora

うまれるのsoraのネタバレレビュー・内容・結末

うまれる(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

見逃しては行けない映画だと思って
再上映のことを知って急遽行きました。
星は付けられないですがその分文章を書きます。

簡単に話すと
娘が子供たちのいじめで殺された。娘を殺された母親がいじめた子供たちの親を殺す(生きた方もいた)というストーリー。
最初、娘は事故死ということで話は終わっており
お墓は暗くて冷たいからという理由で娘のお骨を墓に入れず、家に保管しているという生活が続いたが
実はいじめによる事故死だったことが判明し、それから主人公は行動がエスカレートする。そして復讐劇となる。

観終わったあと、席から立てませんでした。
そして鑑賞中は自然と涙が出てしまいなんとも言えない感情に支配されました。
涙目で店員さんにパンフレットくださいなんて話した映画、ありません。
しばらく暗い表情の中街を歩きました。
この涙は感動の涙ではなく辛い涙です。
特に辛かったシーンが殺された娘のことを聞くために娘をいじめた女の子達を問い詰めるシーンと、殺しの最中にカットで出てくる出産シーン。
こんなに辛くて、痛い映画はあっただろうか。

私はグロ系が苦手なので、殺しのシーンは辛いところがあったけど目を逸らさずにみた。血が出て痛いのと、子供が生まれてくるシーン。生きてるという証。娘が殺されて辛い感情。もう感情はぐちゃぐちゃだった。

パンフにある出演者の笑顔の写真を見て安堵した。(まぁ当たり前ではあるけど、、、)

ここからは私の話です。
私自身が学生時代
ここに出てくるようないじめを受けていました。全く同じ理由ではありませんがいじめてきた人はきっと私のことが嫌だったのでしょう。それは長い学生時代続いていたので学生生活は一人で生きてきたようなものです。
今生きているからこの作品を観ることが出来ました。知れてよかった。

そして、両親は映画のように行動に移さないとしても、この主人公のようにいじめてきた人たちのことはずっと許してないと思います。一緒に戦ってきた。
だから、親を大切にしようという気持ちもでてきた映画でした。

学校というところが見て見ぬふりをするのは、本当にそうです。この作品も鮮明に描かれていてそこも過去を思い出したくらいは辛かったですが観てよかった。

この話はフィクションだけど
こういうような話が現実あるのを忘れてはいけない。
目を背けてはいけない作品を観るのは大切なことだったりする。特に自分の場合はそうするようにしてるから。
sora

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