このレビューはネタバレを含みます
濃くて重たい。「復讐はしてもしなくても大切な人は帰ってこないから、復讐した方がスッキリする」を体現した作品。
そりゃあ、我が子がよその子を死に追いやったなんて信じたくないだろうが、それにしたって主犯格の子の親がわかりやすく感じ悪い。
裕美を出産した時の回想と交互に、教室での殺戮が繰り広げられるシーンは、復讐心に取り憑かれた怪物がうまれてしまったことと重ねているのかと解釈した。しかし、彼女は何も間違ってないし、いち人間として、親として当然のことをしたまでだと思う。
これは確かに30分が限界だ。適正な上映時間。