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四月になれば彼女はのjunのレビュー・感想・評価

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
3.3
本来、この手の男は初っ端でクソ男扱いされてしまう名もない脇役なのかもしれない。
そんな男に引っかかっても、
それを思い出として受け入れて次に進む側と
どんどん沼に嵌っていく側として
2人の女性を男目線で対照的に描いている。
真っ直ぐ観ようとするとうまくいかない。
この映画の中では、
思い出として思い続けることも愛。
現実として向き合っていくことも愛。
相手の嘘の気持ちでもそれを受け入れるのも愛なのだ。
それがどんなに一方的でも。

映画というものは、誰かに共感してもらいたかったり、思いを紡いだり、何かを訴えたり、
そう言った大衆的な部分が醍醐味だと思っていたけど、時代も変わっていくんだろうなと思う。
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