マリリン

四月になれば彼女はのマリリンのネタバレレビュー・内容・結末

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

【バリバリにネタバレです】
愛を終わらせないためには手に入れなければいい。と思っていた弥生が最後は、愛を努力することにした藤代を受け入れて、まぁうまくいくという結論だよね。すごく普通のことなんだけど現代の人達はそれが難しいのかもしれない。ドラマ「いちばん好きな花」にも登場した生きづらい人達のお話に共通性を感じる。

人生経験をある程度積んだ人間が観ると
愛は一度終わって変化して違う愛になるんだけどw
そうやって人間は成熟するものじゃないのかとも思った。永遠に若い時と同じ愛の形で生きるのは難しい。
例えば子供ができれば、夫婦の愛は子供に向かいお互いへの愛情は別の形になるみたいなね。
いつまでも私を愛してー!
って言ってたらお互いしんどいw

すごく言いたい事はわかるのだけど、
もう少し踏み込んで表現してほしい箇所が幾つかあって、それがないのでわかりにくくなっている。原作を読めばわかるのかもしれないけど、
映画だけでわかりたい。
⚪︎春のお父さんの愛情ってどういう愛情なの?
(ただ親として溺愛?それとも、、
これ、ドラマ高校教師の主人公もこんな女の子だったのを思い出した)
⚪︎春は藤代と別れた時から自分が病気である事を知ってたの?父の事以外にそれもあった?
⚪︎なんで藤代すら知らないホスピスの場所を弥生が知ってるの?
⚪︎春がありがとうって言ってたけど弥生は自分ために春に会いに行ったんだよね?それとも春のためもあるの?
⚪︎藤代が迎えにきた時、春に会って自分の気持ちに整理がついたはずの弥生がまた逃げ出すの? 
もっとたくさんあるな。もう少し突っ込んで説明してくれてもいいのになと思うところが多かった。 説明が過ぎるとダサくなるけど、少な過ぎると理解されない。

藤代が大学6年(医学部だから)で春が新入生だったとしても歳の差7つ。佐藤健と森七菜の歳の差13。ちょっと厳しいかな。長澤まさみはやっぱりとても魅力的な女性だなと思った。佐藤健と長澤まさみの結婚噂になってるけどこれはあるなと思った。

あと映像はとても綺麗でよかった。ただ最後の藤井風氏の主題歌はほぼ黒のエンドロールバックに流れ、映像がついていない。これはがっかり。せめて春の回った世界の綺麗な写真とかバックに使って欲しかったな。ウユニ塩湖+満ちてゆくのコラボを期待して待ってたからw
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