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四月になれば彼女はのmuのレビュー・感想・評価

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
4.0
「愛を終わらせない方法」をずっと考えながら観た。弥生が失踪したとき、何となく理由が分かったのは幸せが永遠だと思えないからだと思う。飽きられるんじゃないか。愛ではなく情になってしまうのではないか。それが怖くて手に入る直前で離してきた。
私は今年結婚する。幸せの絶頂にいる今、結婚することにした。タスクの「結婚なんて馬鹿かノリじゃないとできない」という言葉の通り、考えずに結婚する。こんなにも素敵で大好きな人に出会えたのに、未来の自分はその大切な人を離すかもしれない。
藤代にとっての春のような人が私にもいる。その人は記憶として残せばいい。私は目の前の彼が1番大切で愛している。「愛を終わらせない方法は手に入れないこと」ではなく「手に入れても愛し愛されること」にしたいと思う。

「あなたが傍にいる人を愛し、その人もあなたのことを愛してくれることを願っています。」
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