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四月になれば彼女はのアのレビュー・感想・評価

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
3.0
ストーリーを全く知らずに見た。想像していた物語とは違って、結構複雑な内容だった。
全体的な話に共感したり、感動したりするよりも、不意に出てくる台詞や登場人物の考え方に共感することの方が多かった。
森七菜さん演じるハルが、純粋で無邪気で…誰もが恋に落ちてしまいそうなそんな雰囲気で…ひたすらに可愛かった。赤がよく似合う。
多くを語らないスタイルはよく言えば、想像力を膨らませてくれて良いのだが…今回の作品に関しては、もう少し濁さずに映し出して欲しかった部分もあった。まだ読んだことはないが、小説の方が入り込めるような気がする。
登場人物全員がとても繊細な心の持ち主で、少し生きづらさを感じてるような気がして、そんな姿に共感できる所もあって、ウルウルしてしまった。大切な相手が迷路に迷い込むことのないように、側にいる時こそ様々な形で想いを届けることが必要なんだろうなぁと思った。
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