バートン

グランツーリスモのバートンのレビュー・感想・評価

グランツーリスモ(2023年製作の映画)
4.7
奇跡は掴める…!
「第九地区」「チャッピー」のニールブロムカンプ監督が圧巻のカメラワークと映像体験で送る、これが実話という現実に心にエンジンがかかる「グランツーリスモ」。

熱い!熱すぎたー!
重圧と嘲りの中、自分を信じてプロの世界に身を投じる主人公ヤンの姿には何度も勇気付けられると同時に、大きすぎる夢を目指すことに対する共感で終始没頭。

小部屋で握るハンドルと目にするモニターとは違う、Gを感じ、張り裂けそうな緊張を感じ、リセット無しで命を懸ける。

デヴィットハーバー演じるかつて夢を諦めたジャックの想いに涙し、そして何より父親とヤンの関係性に心打たれた。あれほんとに感情移入しすぎて胸がいっぱい。

馬鹿にされても、卑怯な手を使われ邪魔されても、ひたすらに情熱を掲げアクセルを踏むヤンの姿に、彼を段々と支え始める周りの仲間たち。

逆境に立つ全ての人に捧げる激励鼓舞応援レーシングムービー!
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