2組の親子、成長と学び。
最初は母と同い年くらいの女性に恋をする主人公にやや拒否感が出ましたが(あと母の過干渉ぶり)、
だんだん「あぁ、これはちがうな」と思い知らされてくる。
だれもわるくないし、
生きるためには必要なことをしてきただけなのに、
すれ違って、蟠って、爆発する。
過保護な母は子を手放す勇気を手に入れ、
亡き父を想い母から離れない子は自我を持ち、
子のため働き続けて子に向き合えなかった母はすれた子に向き合う決意をかため、
孤独な青年は母に愛される決意をした。
愛すことも愛されることも勇気がいる。
老若男女、親子、他人、恋人、友人関係なく。自分を愛することでさえも。
そんなことを教えてくれる、恋愛に止まらない佳作でした。
追記)
ビビアンのお姿を久々に観れてよかった。
エンディングで流れる美声もなかなか。