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瞳をとじてのドのネタバレレビュー・内容・結末

瞳をとじて(2023年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

彼の居場所が分かる後半は劇的に面白く惹きつけられた。ただ全体的に少し長いなと感じてしまったい、会話劇中心の前半は少しうとうと....。終盤に近づくにつれて場面の切り替わりがだんだん早くなり、舞台を見ているみたいだった。

「瞳を閉じる」という動作から連想できるのは、何かを思い出すこと、誰かを思うこと。正の感情、負の感情どちらもなのかなあ。とにかく、何かに思いを馳せるみたいな、ということに焦点を当てた映画だと思った。
20年前に失踪した大切な人をずっと探していて、ようやく巡り会えたと思ったら彼は記憶を失っていて....という展開はよくあるロマンスのようというか、下手したら陳腐になりそうなものを、丁寧に描くことで唯一無二のドラマとしていたと思う。

色彩、撮り方、音楽←最高

https://www.thecinema.jp/post/article_letters/hJY9i
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