観終わってからずっと思い出していて、やっと美しいなと思ったことなどに思い馳せることができたし、すごいことが起こっているぞとわかってきた
気合いが入りすぎてしまったので正直妄信していたなとか、健康的ではない神聖さを求めていたことに気づいて恥ずかしくなったり、このエリセは、定年後の男性が書く年下美女とのランデブー的な自慰をしているのだろうかと勘違い、絶望してから立ち直れない時間が長かった(立て続けに読んだ本にそう書いてあったせい)など、わしのコンディションが非常に悪かった
なかなか馴染めなかったあの淡々とふつうに進んでいく感じ、今はまた感じたいと思う
冒頭の映画、ピアノを歌って弾く(その歌詞)、海、巻きタバコを吸う時の音、スクリーンやテレビの画面、私はアナよ、ラストの映画館の中で起こったこと、これらのショットを、思い出そうとした時に、どうか思い出せますように