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瞳をとじてのrinのレビュー・感想・評価

瞳をとじて(2023年製作の映画)
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(別媒体から感想を転記)

2024/02/10
ビクトル・エリセ、まさかまさかの31年ぶり長編を観てきた。失踪に記憶喪失も絡む私的にはワクワクしない筋書きなうえ、劇中の映画による奇跡はこそばゆい感じもしたが、エリセが映画の力を信じていたからこそ『ミツバチのささやき』が生まれたのだしなとも。

社会福祉士のベレンさんの衣装がよかった。デニムオンデニムのスタイルに深いエメラルドグリーンのインナー。俳優さんの緑色の眼と合っていてかっこいいし、その後のショットの海がインナーと同色で気持ちよくなれる。色彩の気持ちよさは他でも随所で見られ、169分の長さをギリ耐えさせてくれる。
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