ミュウフィルム

瞳をとじてのミュウフィルムのレビュー・感想・評価

瞳をとじて(2023年製作の映画)
4.0
ビクトルエリセ、40年ぶりのストーリーある映画。Wowow鑑賞。
かつての2本と明らかにちがうのが、
主人公含め、まわりの人々は静かで寡黙ではなく、
饒舌で活動的。
かつての自分の監督映画の主人公を演じた親が失踪した。数十年後、失踪に関するテレビ番組に出演し、かつての友の失踪を語る。
それがかつての仲間、恋人、失踪した娘たちと、会ううちに自分の半生を振り返る。
後半は失踪して死んだと思っていた,彼が田舎の老人施設にいた。しかと会ってもまるで心がかよわず愕然とする。娘がきても思い出さない。記憶障害になっている。
彼を再生するために、かつて彼と撮っていた映画を鄙びた映画館で上映する。

それにしても、劇中劇の映画の中にでてくる中国の女優さんはめっちゃ綺麗。どんなコマーシャルより綺麗で、これは私自身もドキドキしてしまいました。この人の,写真を持つのも無理は無い。これはさすがエリセ。

今年35本目