ユウト

湖の女たちのユウトのレビュー・感想・評価

湖の女たち(2023年製作の映画)
4.0
松本まりかさんと福士蒼汰さん、いいなぁ。
(二人の、他人にはわかり得ないSM的で濃厚な湿り気具合。
まるで石井隆作品の名美と村木のような関係性。
見たこともない福士蒼汰さん、エロくてしなやかなパンサーのようでフェロモン全開。
これでは皆んな濡れますよ。)
三田佳子さん、やっぱ凄い。
演者は皆さん素晴らしいです。
評価の全てを俳優さんへ捧げます。

映るものを美しいと思えなくなった女たち。
ナンも対処できない無能な男たち。

これは冤罪映画。
介護職侮辱作品です。
生産性や人体実験を語りながら結局冤罪侮辱捏造ばかり。
不快でたまらない。
(原作者は問題事件を尖って語る吉田さんなので期待はしていないし、もともと私は吉田さんの作品は無神経で無責任なので吐き気を催すほど嫌悪しているが、
本作もやはり、でした。
これは本当にいけません。
私自身介護保険が始まった年から現場で働きホーム長やケアマネも実践しました。
まだAEDが普及していない2002年にナースと一緒に心肺蘇生もして救急車にも乗った。警察にも調査された。
もちろん事故で対処されました。
本作も防犯カメラなど不審者が確認できず映画の通りなら明らかに人工呼吸器の事故です。
それをなぜ冤罪にしようと警察が動くのか、
それこそ犯罪です。)

終盤、中学生女子が、
私はキレイなうちに死ぬから介護は必要がない、
みたいなことを言う。
たいして可愛くない娘。
そういう人に限って介護が必要になる。
結婚しているから子供もいるから介護の心配はない、
そういう人間に限って施設に入所して盆正月も施設から帰れない。
(そんな人、何百人も対応しました。
みんな老いて介護が必要になるんです。)
問題作を撮りたかった監督も原作者吉田さんも、こんな介護職を侮辱して、行く末は知りませんよ。
そういう人に限って、なんですよ。
松本まりかさん演じる介護士が、
貴方に逢えて良かったと言われた幸福を話すが、
介護看護職の人達の本音はそこです。
それだけは忘れないでください。
その幸せのために働いているんです。
人を助けようと汚れ物をきれいにするんですよ。
この監督さんや吉田さん、わかるかな?
ユウト

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