ユウトさんの映画レビュー・感想・評価

ユウト

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鯨の骨(2023年製作の映画)

3.0

あのちゃんが女優で驚いた。
衣装がよく着こなしも綺麗で可愛かった。
落合モトキさんが坂口健太郎さんに見え、似ていたことに気がついた。
その2点が魅力的で最後まで観られた。

鯨の骨という喩えは面白そう
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カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)

3.0

ジェラルド・バトラーの名で観たが、
私自身イラン関係の作品が苦手で、
正直こんな国に生まれなくてよかった
としか思えない内容で、
既視感だらけの撮影にも飽きジェラルド・バトラーも
どうでもよくなった。
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.0

ゴジラとモスラは友情出演?といった感じ。
個人的にはゴジラとダン・スティーヴンスをもっと観たかった。
クライマックスも盛り上がる前に終わってしまい、呆気にとられて長いエンドロールを観ながら、サービスシ
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異人たち(2023年製作の映画)

4.0

仕上がりが気になって公開初日、劇場へ。
まさかここまでバリバリゲイムービーだとは思っていなか ったので、驚きが最後まで消えなかった。
大林宣彦監督ヴァージョンが
『魂を愛で救済する』テーマ なら、
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華麗なるヒコーキ野郎(1975年製作の映画)

3.5

ユニバーサル思い出の復刻版ブルーレイ発売。
ジャケットも公開当時のポスターデザインを起用、既に発売されているDVDのジャケットよりも好感。
ジャケ買いしました。

DVDに比べるとブルーレイ版の画質は
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

呪われた一家、
ではなく子供達に呪いをかける毒両親の話、である。

プロレスバカの父ちゃんと
宗教バカの母ちゃん。
バカに付ける薬はなくバカを治す方法もない。
そんな毒両親にマインドコントロールされる
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

4.0

コッポラさんリンチさんの御息女よりクローネンバーグさん家の御子息を注目する身としては数少ない上映回数に合わせて春の嵐の中、
傘の骨を折っても劇場へ。
しかもアレクサンダー・スカルスガルドが主演である。
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.5

あれ?ケイト・ブランシェットさん、なんか爽やか。
私は『TAR/ター』がトラウマで、ケイト・ブランシェットさんはやはりエキセントリックなイメージが強い。
本作は2019年製作で、強情な『TAR/タ
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ルー、パリで生まれた猫(2023年製作の映画)

4.0

窓の向こうには野生の白いメス猫。
こちらにはパリで生まれた猫ルー。
ガラス1枚の隔たりが無いかのように2匹は寄り添う。
粋な演出である。

フランス人はみんな自己主張ばかりで、見ているだけで
疲れてし
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この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)

4.0

増村保造監督のカルト作。
いつ観てもショッキングである。
初めて観たのは(当時でも老朽化がわかる)松竹映画会社の試写室。
そこでも大笑いと仰け反りを止められなかったが、
今でも岸田今日子さんと岩下志麻
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.0

脚本家クドカンさんの作品が自分には今ひとつ響かなくて。
昔からクドカンさんのドラマを見始めても最後まで観た作品の記憶にない。
映画なら2時間位だから我慢もできるので観ようとはしているが、やっぱり、なの
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女囚霊(2022年製作の映画)

4.0

私は女優和田光沙さんのファンで、いつか女優賞を総なめにすると想像しています。
本作も和田光沙さんの怪演が楽しめて愉快です。

俳優さん皆さん見どころ満載。
タイトルバックのレタリングデザイン等ビ
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.5

時々、邦画が観たくて。
変に熱いヤツとか難しいモノじゃない、
ゴロ寝して観られる娯楽映画が観たい時がある。
クダらなくて、いい。
都市伝説リゾートバイト、いいじゃん。
(その都市伝説、知らんなぁ〜)
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出逢い(1979年製作の映画)

5.0

心に必ずある作品。
世間や映画ファンの評価は低くても大切な映画作品。
時々観たくなる、そんな映画の中に
シドニー・ポラック監督作「出逢い」がある。
主演ロバート・レッドフォードがどのシーンもメチャクチ
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12日の殺人(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

仏警察が捜査する殺人事件は年間800件以上。
そのうち未解決事件は約20%。
これはそのうちの1件だ。
と始まる本作は原作がノンフィクションだと知らず、
てっきり女子大生の焼身殺人事件を追う推理モノだ
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.0

リュック・ベッソン監督の新作。
久しぶりの感じだが、あれ?監督引退とか言っていなかったっけ?
少し前に観た作品(ANNA/アナ?)は名作『ニキータ』のセルフリメイクみたいな印象と記憶。
リュック・ベッ
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.5

ギャスパー・ウリエルが2022年1月18日、スキー場で衝突事故に遭い、翌19日に死去。
37歳没。
そのニュースに悲しみながら最初に思い出したのが本作「たかが世界の終わり」。

劇場公開時、ギャスパー
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変な家(2024年製作の映画)

4.0

原作者・雨月さんのファンでYouTubeチャンネルや原作本も熱中しました。
雨月さんの世界は完成されているので、それを映画に求めてはいません。
映画版はキャスティングを見た時点でだいたい予想ができたつ
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.0

前作『百合の雨音』に続き、快作。
金子修介監督には娯楽作がお似合い。ファンは満足です。
(ガメラゴジラ両作を撮った唯一のエンターテイナー。
監督処女作から追いかけていた。
是非、シン・ガメラは金子修介
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

4.0

アンドリュー・ヘイ監督のリメイクが公開前に、
YouTube松竹シネマPLUSシアターが2週間限定無料公開。
松竹さん、太っ腹ですね。

劇場公開時初日、今はなき横浜松竹で観ました。
館内、ガラガラで
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.5

『フランシス・ハ』や『プロミシング・ヤング・ウーマン』のように滑稽で、
『悪魔の毒々モンスター』よりも恐ろしく、
『キャリー』以上にショックだった。

バカップルのスットコドッコイ珍道中。
その一言に
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震える家族(2022年製作の映画)

3.5

悲し過ぎる話。
こんな悲しい話を、単純にホラーと楽しめず。
毒母が毒子供を育てる話
とも読めるし、
キリスト教嫌悪・宗教無能
にも読めるし、
人にある内なる悪による悪魔の化身
にも見えるし。
牧師さん
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スラムドッグス(2023年製作の映画)

3.0

こんなにファックという言葉を聞いたことがあったか?
というくらい聞いてしまった印象。
汚い言葉に嫌悪するアメリカ人じゃなく、鈍感な日本人でよかった。

生きものは食欲性欲睡眠欲で生きているから犬達を擬
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Love Will Tear Us Apart(2023年製作の映画)

3.5

久保田紗友さんの名まえとホラー映画というフレコミに興味。
監督宇賀那健一さんは、はじめましてです。

インディーズなのかという創りの印象。
でも有名俳優達がチョイ役で参加している豪華さ。
その不自然さ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.5

私は本作の原作人気コミックやTVアニメも全く見ていない。
本作公開時、普段映画館には来そうにない男性集団観客を見るたび
(人気の作品なんだ〜)
と圧倒されていた。
機会あって、やっと観ました。
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マッチング(2024年製作の映画)

3.5

俳優達の演技を楽しみました。
土屋太鳳さんだったら犯人に消火器で対抗できるなぁ
とか、
幸薄い役は片岡礼子さんの専売特許だなぁ
とか、
杉本哲太さんの若い時の役者さん哲太さんのマンマ
とか、
斉藤由貴
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

タイトルは残酷で、本作は本当に亡くなった人の苦しみを悲しんでいるのか、どうか不明です。
女性監督が男性嫌悪を描きたかった。
マウントを取り自分が上ではないと気がすまない女性特有の業を描きたかったのか。
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リトル・ダーリング(1980年製作の映画)

5.0

まずHDリマスター版をリリースしてくれた株式会社アネックさんに感謝します。
本作を制作配給したパラマウントは日本ではDVDさえ発売していないのでもうリリースはされないと諦めていた。
本作の魅力は可愛ら
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花の降る午後(1989年製作の映画)

4.0

神戸市政100周年記念映画。1989年東宝。
角川映画、初の女性映画。
大森一樹監督、キスシーンもしっかり撮れるようになりました。

大森監督は『恋する女たち』『トットチャンネル』が傑作。
本作は話題
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インスペクション ここで生きる(2022年製作の映画)

3.0

実話を基にしている、ということらしいがセリフの中で
『ゲイやバイセクシャル等を排除したら軍隊は成り立たない』という興味深い話があった。
時代設定は2005年。
アメリカは既にその時点で、軍隊内のゲイや
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.0

キアヌ・リーブス、老けたけどカッコいい。
アップでもロングでも。
『マイ・プライベート・アイダホ』から応援しているし、
『スピード』『恋愛適齢期』は自分の中で特別な作品である。

本作のアクションは無
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

4.0

レア・セドゥ主演の女優映画。
父親の介護。
亡き夫の友人との不倫。
その止められない愛。
子育て、仕事、母や姉妹のやりとり。

これは女性にありがちな、不倫映画と観るか、
人生の、やむにもやまれぬ愛の
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.0

セドリック・クラピッシュは『猫が行方不明』から追いかけている監督。
やはり雰囲気もいい。
らせん階段やアパルトマン、ベランダとパリの街並み。
夜を照らす街灯。
空気まで感じる。

セドリック
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.0

冒頭からイジワルそうな女の子が映され
(北欧ロッタちゃん系の困ったチャン物かな)としか見ていなかったが、
『わたしは最悪。』の脚本家が監督した作品なので、
なにかある?
なにかある、なにかある、なにか
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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.0

ウディ・アレン新作、
観られるだけでファンはうれしい。
しかも撮影ヴィットリオ・ストラーロ、どの場面も美しい。
色がどの色も美しい。
自然光や照明、その光が色に艶をもたせる。
色という色すべてが美しい
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

ヴィジュアルは最高。
オープニングのレタリングからエンドクレジットの画像まで統一された美意識。
カラーとモノクロのフィルムもこだわった記事を少し読んだが素晴らしかった。
観える画と音楽は素晴らしい。
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