何十年も前に劇場でリバイバル上映を観たことがある。その後もテレビ放送や配信などで幾度となく観てきたが、今回は制作から７０周年記念とのことで再び劇場に足を運んだ。
いま観てもオードリー・ヘプバーンが一喜一憂する姿がとても可愛らしく、髪を短くして鏡を見上げるシーンや、真実の口で驚いたオードリー・ヘプバーン、二人でベスパに乗っているシーン。ラストのグレゴリー・ペックの寂しそうなカットなど……。いまも想いに残っているシーンがスクリーンに映し出されると自然と涙が溢れてしまった。
７０年という年月は重く、主役の二人以外にも制作に携わった殆どの方が亡くなっているが、グレゴリー・ペックが案内してくれた７０年前のローマはとても綺麗で楽しそうな街だった。
