ほのか

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のほのかのレビュー・感想・評価

3.6
原作読了
後半ずっと泣いてた😢
原作と少し違った部分もあったけど、設定変更をして捉えやすくしてるのかなって思った。

あらすじとしては、
親や学校全てに不満ばかりの高校生 百合。
ある日、進路話で母親と喧嘩をして家出をし、防空壕跡に行くが目覚めるとそこは戦時中の日本だった。
偶然通り掛かった特攻隊員の彰に助けられ、軍の指定食堂に連れていかれる百合。
そこで女将さん 勤労学生 彰と同じ特攻隊員に出会い、日々を過ごす中で彰に何度も助けられ、その誠実さや優しさに惹かれていく百合。
だが彰は、命がけで戦地に飛ぶ運命だった。
さて2人はどうなる!
って感じ!

あらすじだけでも泣けるのよね。
百合はタイムスリップする前は母親に不満を抱えていたけど、戦争によって親をなくした子供や妻子が家で待っているが、帰れない特攻隊員、いろんな人と関わり変わっていく、気持ちに涙止まんなかったな。
キャラクター一人ひとりに、いろんな背景があるからこそ、感情移入しやすかったな。
指定食堂の女将さんの鶴さんが素敵な方だったな。
鶴さんが初めてであった百合ちゃんに、ご飯をあげて雇わせてくれてたくさんのことをしてくれたのは、娘さんがいるからこそなのかな。
ゆりが咲く丘がとてもきれいでした。

特攻隊員の加藤を演じた、小野塚勇人さんが素敵な演技をしてたな。
隊員と楽しく話す時と、間違ってると思ったことに叱る姿の切り替えがすごい自然だったな。
板倉さんを演じた、嶋崎斗亜さんも素敵だった。
許嫁を置いて死ぬのが怖いと考える、板倉の気持ちを綺麗に演じてたなって思った。
ほのか

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