名波ジャパン10

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。の名波ジャパン10のレビュー・感想・評価

4.2
原作はケータイ小説でTikTokでも話題となって若者のファンが多い小説です。劇場も大半は女子中高生で、終盤には嗚咽、すすり泣きに包まれていました。主人公の大袈裟な演技やかなり粗が目立つ演出など正直ちょっとイライラする作品でしたが、戦争の悲惨さ、平和の大切さを若い世代に伝えるという意味で大変意義深い作品だと思います。戦争を語り継ぐ為にも毎年終戦記念日にはこの手の作品が1本か2本は公開されて欲しいものです。
余談ですが、本作品の重要なシーンである百合が群生する丘のロケ地は袋井市の「可睡ゆりの園」ということです。ただ、黄色の百合をCGで白色に加工しており、実際にはあの真っ白な幻想的な風景を見ることは出来ないようです。