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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のtoのレビュー・感想・評価

4.3
あぁ、女は感情の生き物だ、彼女に男の覚悟を持った決断を理解して応援してやることはできないのか。
とか、前半は思ってしまった。
だけど、
彼女は学んでいる途中で、ただ自分の感情に素直なだけだったんだなと
未来から来た少女と、未来を知らないアキラ

カナダにいた時、特攻隊について話をしたことがある、その時には彼らは愛する人を守るために進んだんやって言うたっけな。

んー、
愛する人のために「死ぬ」
愛する人のために「生きる」
これって同じものが原点なはずやのに進む道は真逆なんだよな。
アキラは「負ければ残った人たちが不自由な生活を強いられる」ことを避けるために飛んだし
逃亡した彼は「愛する人を支えるために生きた」
わけで、アキラを含め数々の人の死の上でその生活を得たっていう。

今、ありがたいことに教師という仕事をしていて、子供達は自由な環境で学び、豊かな未来のために進んでいるよって伝えたい。少し自由すぎて、自由の意味を履き違えてしまったりもするけども。学びたいことが自由に学べる、このことの意味を知ってほしいな。
学んだ先の様々な自由ってあるからさ、特に「思考の自由」に関しては無限大に深くて広くて澄んでいるんだよね。

4.3はつけすぎかと思うけど、自分にとって色々考えるきっかけになったからok
教育的に良い映画笑

あと、殴った彼の頬に流れる涙が、
語れぬ思いを語っていてとても良かった。
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