沖野家

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。の沖野家のネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

評価が高く、長い間上映されており、知り合いが原作を好きだと言っていたので観た。
登場人物の気持ちに全然入れず、第三者の目でずっと観ていた。
この作品は主人公の気持ちになると楽しめると思う。
特攻兵役の方達の演技が良かった!
観る前に母からこの作品は戦争について美化され過ぎているという記事を見たと言われていたからか、斜めの目線で見てしまった。
現代から昭和にタイムリープした原因が雷で、本人ではなく山に落ちてる部分でえっ?となった。そんな直接当たらず間接的に当たってタイムリープするんだと思った。帰り方も同じように雷で帰るのかなと思ったら、急な風で戻っていて余計分からなくなった。作品の内容は特攻兵との叶わない恋という部分なので、タイムリープの仕方はさほど重要ではないのだろうが、そんな簡単いタイムリープしちゃうんだと思った。
主題はラブロマンスなのだからタイムリープの仕方は関係ないと思いながら観ていたが、主人公の立ち振る舞いに違和感を感じた。現代での同級生から母親の悪口を言われても、言い返す訳ではなくリュックサックを机に勢いよく置くだけだったのに、特攻兵がいる場で戦争へのマイナスな意見を言って場がピリついた後日も、特攻兵が居る前でまたピリつく発言をしたり、公の場で日本は負けると言って男の人に詰め寄られた後も言葉を曲げないなどの言動があった。現代の方は何回か言い返して意味がなかったからもう言い返さなくなったと考えて納得させても、昭和での言動は一回ピリついた後に主人公の思い人や食堂の女将さんが「私の前では言ってもいいけど、公の場では言ってはダメよ」などと注意していてもいいと思った。主人公が高校3年生といえど大学に行ける学力は持ち合わせているので、戦争についてのマイナスの発言を公の場でするのは良くないと分かるはずと思った。何故公の場で戦争へのマイナス発言を辞めないのか疑問だった。
空襲の時に女将さんのことが心配になって火事場に行って、足が瓦礫の下敷きになり、自身の力ではどうしようもない重さで駆けつけてくれた想い人に助けてもらって自身では歩けない感じだったのに、見送る時には走ったりできるほどに回復していたのも、あの感じだと骨が折れてたりしてそうだったけどなんで?と思った。
ここからは好みの問題だが、最後はタイトル通り百合が咲いていた丘に行き思いを馳せないんだと思った。あと、最後のプロペラの音終わりもあまりスッキリしなかった。
疑問に思う箇所が多く、なぜこんなにも評価が高いのか分からなかった。サイレントラブの評価はイマイチでこちらの映画は評価が高いのは何故なんだ。どちらかというとこっちの作品の方が設定に無理があると感じだ。
現代に生きている幸せを感じるから評価が高いのかな?
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