こんな風に、現代を生きる女の子が戦時中の人たちを客観的に見るという視点に立つと、いかに戦争が愚かで意味の無いことなのか体感させられる。そして何より、大人はそれに気づかない。大人は、大衆は、どうしようもないアホだらけでいつだって間違えているということを教えてくれる。
現代だって同じだろう。戦争が終わっただけで根本的なところは何も変わってないように思う。「それ、なんか意味あんの？」と福原遥ちゃんに言われるようなことばかりじゃないだろうか。
平和になった日本で、ひたすらスマホを触って、本当に価値のある有意義な活動はせず一日を終えることの繰り返し。それは戦時中を生きることと、現代を生きていることと何か違いがあるだろうか。ないように思う。
だからこそ自分がそういう大人にならないように、もう一度自分の人生を見直してより良く生きる工夫をしようと思わせてくれた、そんな映画。見れてよかった。
クッキンアイドルマインを見て育った身としては、福原遥ちゃんがこんな美人で有名な女優になっていたことに驚いた。。本当に素晴らしい演技だったと思う。泣いた。この人が出ている映画があったらまた見に行きたい。
