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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のBluetoothのレビュー・感想・評価

3.8
現代と過去が繋がるタイムスリップ作品。
生きがいもなくむしろ生きることが辛い百合ともうすぐ特攻で突撃する彰。
序盤は現代から過去へ繋がり、どこの目線で見たらいいか入り込んだら良いか分からずなかなか世界観に入り込めなかった。
場所は昭和20年だが、百合の言葉考えは現代。視点の設定が難しかった。
ただ今までにはない、現代の考えを過去の人間に鑑賞するという点。これは新しい感じがした。そこで交差する考えと相違。
結局どの時代の人間も誰かを愛し、生きたい。そして夢がある。
特攻という時代、何がそうしたのか。
戦争というのは誰も悪くない。命令する人間も憲兵も。戦争というは何も生まない。苦しみ合うだけ。
そんな世界観を後半から入り込めた。
これが事実という事実が怖い。そしてまだ最近の話であったということ。

飛び立ちから別れまで泣かせられました。
何故か特攻には弱い自分。
あの時の若人のおかげで今の時代がある。
感謝と敬意を。

先輩の上川周作さんも良かったし
百合の花持って逝ったのは刺さった。
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