息苦しい映画でした。最初はなんでスタンダードアスペクトにしたかが気になって映画を見ていくうちにその意図がわかってきました。二人が同じ画面に出ると窮屈になってみる人も圧迫感を感じ、息苦しくなります。
表の話が不倫だったんですが、どっちかというと生と死についての映画だと思います。綿子は死んでいるような感じが強く、彼女にとって不倫が息抜きで、生きる実感を味わう時でした。
映画が夫を嫌な男のように描写するのですが、主人公もダメ女でした。頑張らない、仕事をしない、男に頼る、逃げるタイプの女性でした。
脚本もほとんど欠点もなく、基本的淡々と進む映画なんですが、ラストはちょっと違います。