2024-23
シンプルだけど良かった
モラハラを滲ませるパートナーが何を望んでいたのかが分からなくてぼんやり怖かった。お互いなんとなく掛け違えたボタンの違和感に気付いてたけど、なんとなく生活を進めてたら、違和感から逃げた身体がそのまま別の好きな人と出会って過ごす世界線まで来てしまってた、みたいな。そういう地に足ついてない感じが登場人物全員にある
突然の別れを前に強烈な罪悪感と喪失感があるはずなのに淡い思い出で覆わないところが好きだった
それもまた死に向き合うことをちょっと避けて地に足つけてやらない主人公の在り方なのかな
