このレビューはネタバレを含みます
名前を明かさない、入店拒否、最後に向かうのが「タリン」などから察するにおそらくエストニア系移民なのだろう。入院しても家族は来ない。最初に死んだのも同胞だ。低賃金でコキ使われて、人権のない生活。金庫を簡単に戻せたのも、移民が透明人間扱いされてるっていうメッセージでは。彼女は、移民差別をしない正しい人なんだよ。彼女と、留置所で出来た友だちだけがね。パラダイスだと思って海を渡ってみたけれど、っていう。理想と現実の違いを描いた映画。で、フィンランド人はアメリカに移民しようとする、っていう。アメリカにもきっと夕暮れがあるよ。