パラダイスの夕暮れの作品情報・感想・評価

「パラダイスの夕暮れ」に投稿された感想・評価

とりわけ不満もなければ希望もない毎日,でも強いて言うなら,気になるあの子に接近したいナ。みたいな超庶民的な感覚が映画全体にツーっと流れていた。主人公がお金ないながらにとても丁寧な暮らしをされていて素晴らしい(安いステーキを美味しそうに焼いて,お皿にサッと盛り付けていて偉い。自分で食べるだけだしフライパンから直食べするかと思いきや,偉い。誰かとは大違い。)
女の逃避行に付き合うも,金も服もなくて同僚に借りる→同僚も金なくて娘の貯金箱から拝借するの流れとか,好きな女とホテルに行くもシングル2部屋取っちゃうとか,ラヴいです!!あと,「毎日イモだ!」で笑かせにくるの反則です!!好
構成が清潔
ゴミの中にレコードを見つけるシーンが印象深かった。今は眠気が限界なので、また追記したい
ちょっとやさぐれたカティ・オウティネンさんもめちゃくちゃ素敵じゃないですか〜〜!!!!!最高だ......
あとメラルティン、最強の相棒すぎる。

苦境のなかでそれにたいして心を閉ざさず、不器用だけどガンガン前進するニカンデルとイロナがかっこ良すぎる!

ひとつひとつのシーンを構成するカットがかなり削ぎ落とされて最低限必要な情報に近いくらいに感じて綺麗でテンポが良く感じました!また、行動の結果、行動主が動かしたものを写しっぱなしのまま行動主に何が起きているかわかる というシーンがあって、間接的にしかわからないその行動が絶妙な距離感で深く印象に残った!

とにかく素敵なシーンが多すぎる!!また観たいです
話自体はラブストーリーであり、80分という短い時間なので余計な部分は極力削ぎ落としたカウリスマキ作品。

偶然出会った二人。
しかし一方はゴミ清掃車の仕事。一方はスーパーの店員と先が見えない中で、失恋や中年というお互いの現実を見る。

二人の心情は最小限にして、伝えるのは歌にのせる歌詞で分からせる。
カウリスマキ作品常連のマッティ・ペロンパーとカティ・オウティネン。
無表情ながらもちょっとした仕草がセンチな話を彩る。

やはり嫌いになれないカウリスマキ節であった。
一人旅

一人旅の感想・評価

4.0
TSUTAYA発掘良品よりレンタル。
アキ・カウリスマキ監督作。

ゴミ収集人の男とレジ打ち係の女の不器用な恋を描いたドラマ。

フィンランドの巨匠:アキ・カウリスマキ15本目のレビューは、『真夜中の虹』(1988)『マッチ工場の少女』(1990)と共に構成される「労働者三部作」の第一作『パラダイスの夕暮れ』。ゴミ収集の仕事をしている男:ニカンデルとスーパーのレジ打ち係の女:イロナの出逢いと恋の行方を描いた恋愛ドラマで、他の作品同様にカウリスマキ監督の強い作家性が画面に横溢しています。

カウリスマキ映画に欠かせない特徴―無表情を貫く登場人物、人工的な台詞口調、歌謡調のバックミュージック、唐突な音楽演奏シーン、主人公をどん底に落とす理不尽な暴力描写、一匹の犬..といったモチーフ&演出がしっかり取り入れられたカウリスマキ節炸裂の佳作で、社会の下層(労働者階級)に生きる一組の男女の再生と愛情をテーマにした作劇にも安定のカウリスマキらしさを見出させてくれます。

主演もカウリスマキ映画に欠かせないマッティ・ペロンパー&カティ・オウティネンの個性派コンビが務めていますので、いずれの角度から見てもファンの期待に応える作品です(もう少しだけ犬を見せてください…)。
糸

糸の感想・評価

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生活のひとつひとつを取りこぼすことなくきちんと映し出していく様が美しい。
Varjoja paratiisissa
Shadows in Paradise

ぶっきらぼうな中年ごみ収集人とタバコが似合う気まぐれヒロインのオフビートなラブコメ
ガサツだけどあれこれ助けてくれる主人公の同僚がいいキャラ
ヒロイン相手に強がりを言って出ていかれた主人公が即寝込むシーンのスピード感は最高
hardeight

hardeightの感想・評価

4.5
冒頭から台詞のないシークエンスが連続し、不器用で無表情なマッティ・ペロンパーへのズームアップは真っ直ぐな愛を画面に滲み出させ、孤独な男女が出会い、別れ、再び出会って旅に出るというシンプルな構造に極めて豊かな表情を齎す!
miku

mikuの感想・評価

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「マッチ工場の少女」しかり、仕事の手順をきちんと映し出していく映像が好きだ。今回はごみ収集の男。ごみの中からレコードを拾い上げて耳に当てる。レコーダーを手に入れて家で聴いているマッティ・ペロンパーがなんともかわいい。恋しちゃったんだね。スーパーで買い物をすると見せかけて、忍び込むシーンも好き。彼に不釣り合いななんともかわいいスーパー。カウリスマキの映画のなかでも好きな内のひとつ。
冒頭、ゴミ収集車車庫の扉が開いて人がわらわら入っていくシーン、リュミエールの「工場の出口」の入り口バージョンって感じだなあ。フィンランドのゴミ収集車はVOLVOなのね。

ストレートで純粋だなあ、、!
画と音楽が良いのでずーーーっと観ていられそう……。

『白夜』でもマッティ・ペロンパーが英語練習してた気がする。ああやって何気なく練習してるのすごくいい。
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